施工要領
施工手順 床上配線の場合:幅80㎜〜100㎜の溝
1一次配線とコントローラボックスの取付け
コントローラ取付け位置(床から1200㎜程度)を決め、壁にJISスイッチボックス深型(現場調達)を取付け、一次側電源コードを引き込みます。
2下地の調整
(釘の頭)
下地は乾燥剤を使い、釘の頭や針金が出ていないかを確認し、あればハンマーなどで平滑にします。
3下地の調整
(段差や節)
構造用合板(コンクリートパネル)の継ぎ目の段差や節を取る為、カンナなどで平滑にします。
4下地の調整
(段差や節)
構造用合板(コンクリートパネル)の継ぎ目の段差や節を取る為、サンダーなどで平滑にします。
5仕上げ材(フローリング)の墨出し
フローリング貼り出し位置を出し、フローリングの継ぎ目が⑥のような位置となるようにします。
6下地切断位置の確認
⑤のフローリング貼り出し位置から⑦の下地切断位置を確認し、継ぎ目が重ならないようにします。
7下地の切断
⑥のカボナシート上部の配線経路を幅80㎜〜100㎜で丸ノコを使い切断します。
8掃除
⑦を切断して出た木クズなどを掃除機で吸い取ります。
9コネクタの接続
最初にコントローラからの追線(付属品)と、コントローラに一番近い1枚目のカボナの結線を、同色どうし(白と白、黒と黒)で行います。
10カボナシートの仮止め(上部)
⑦の配線経路を全て養生テープで止めます。
絶縁処理
コネクタの接続部分と、最後のカボナのつないでいないコネクタを絶縁テープで絶縁処理します。(最後のカボナの配線は白・黒1本ずつ余ります。)
完了
カボナシートの横部分を1mおきに10㎝程度の養生テープで止めます。
施工手順 床下配線の場合:幅60㎜長さ80㎜の穴
1一次配線とコントローラボックスの取付け
コントローラ取付け位置(床から1200㎜程度)を決め、壁にJISスイッチボックス深型(現場調達)を取付け、一次側電源コードを引き込みます。
2下地の調整
(釘の頭)
下地は乾燥剤を使い、釘の頭や針金が出ていないかを確認し、あればハンマーなどで平滑にします。
3下地の調整
(段差や節)
構造用合板(コンクリートパネル)の継ぎ目の段差や節を取る為、カンナなどで平滑にします。
4下地の調整
(段差や節)
構造用合板(コンクリートパネル)の継ぎ目の段差や節を取る為、サンダーなどで平滑にします。
5仕上げ材(フローリング)の墨出し
フローリング貼り出し位置を出し、フローリングの継ぎ目が⑥のような位置となるようにします。
6下地切断位置の確認
⑤のフローリング貼り出し位置から⑦の下地切断位置を確認し、継ぎ目が重ならないようにします。
7下地の切り取り
及び穴あけ
カボナシートからのリード線を床下に落とす為、幅60㎜長さ80㎜で下地のコンパネを切り取ります。投下の為の穴(9㎜〜)をあけます。
8掃除
⑦下地を切り取って出た木クズなどを掃除機で吸い取ります。
9リード線の投下
配線を床下に投下します。
10カボナシートの仮止め(上部)
⑦であけた穴を含めて養生テープで止めます。
11コネクタの接続
最初にコントローラからの追線(付属品)と、コントローラに一番近い1枚目のカボナの結線を、同色どうし(白と白、黒と黒)で行います。
絶縁処理
コネクタの接続部分と、最後のカボナのつないでいないコネクタを絶縁テープで絶縁処理します。(最後のカボナの配線は白・黒1本ずつ余ります。)
完了
-
5m配線タイプ
(別注)
施工前、施工中の注意事項
- 施工前にフィルムが傷がつくのを防止する為に、不陸をなくし、異物がないよう清掃してください
- 施工面に水気・湿気があれば完全乾燥後施工してください。
- フィルム下に施工する下地は表面が粗いものを使用しないでください。
- 施工前に下地から釘の頭などが出ていないか確認してください。
- カボナ本体には一切釘・タッカーを打たないで下さい。
- シートを折り曲げたり、破いたりしないでください。
- リード線を強く引っ張らないでください。
- 施工中にフィルムに物を落としたり、土足で踏むなどをして、傷をつけないように注意してください。
- 仕上げ前にフィルム上でその他の作業(天井等のパテ、クロス貼りなど)をしないでください。
- 仕上材は必ず床暖房対応の物を使用してください。
- フィルム施工に関しては、建築設計者・工事現場管理者などと綿密に協議をし、電気容量や湿気対策などを十分に施した上で施工してください。
- 万が一、本書と異なる施工を行った場合の事故は、一切の責任を負えませんのでご注意ください。
303mmカボナ標準記録・釘打ち可能箇所
【重要】電気試験 カボナシート敷設後と仕上材敷設後に必ず行ってください。
合成抵抗値検査
○テスターで同梱されている検査表を参照し合成抵抗値を確認します。
※合成抵抗値はPTC特性により、外気温度で左右されます。20℃環境で突入電流数値に対して±20%程度が範囲内です。夏場はプラス、冬場はマイナスの値となりますので、外気温度を考慮の上測定してください。
絶縁抵抗検査
○絶縁抵抗計(DC500V)で漏電チェックを行います。
※50MΩ以上で合格としますが、コンパネが湿っている場合や雨天時には、50MΩ以下になる場合がありますので、湿気を考慮の上測定してください。